ブエナビスタ好きはこれも　/映画「永遠のモータウン」

　今中央線はジャズイベントで盛り上げている。これも吉祥寺の知る人が知る映画館「バウスシアター」にてナイト上映されているものだ。
　話は伝説のジャズバンド「ファンク・ブラザーズ」にスポットをあてていくドキュメンタリー映画。さながらブエナビスタ・ソシアルクラブ風のテイストである。
　伝説といっても世には知られていないところがミソ、いわば世間的には無名。
　それを監督が掘り下げていくことが、映画としてのおもしろさになっている。
　構成は、現在の彼らが過去を振り返り、メンバーの昔のストーリーを語る、現在の彼らが集結しLIVEを行う。この音楽LIVEとストリーをうまく融合させており、あきさせないつくりになってる。ジャズとかしらなくてもOK。
　当時の時代をリードしてきた音楽スタイルが垣間見れて、おもわず、圧倒される。
　これによって再度かれらが見直され、賞を得たらしく、いかにもアメリカらしいが、良質な映画に思えた。