チョン・ジヒョンはかわいいけど・・／映画「僕の彼女を紹介します 」

　パターンが同じなんだなー。「猟奇的な彼女」の監督・役者のコンビが再結集しての「僕の彼女を紹介します」を観た。
　明らかに、音楽、ないし、ストリー展開がかぶる。この監督の前作「ラブストリー」で用いたオールディーズ調の曲、導入部の現在から、過去に戻る展開の脚本、そしてスローモーションの雨にうたれる２人、クラシックの曲、なんかかぶりまくりです。「おいおい」と、ちときついです。
　ストリーは、正義感の強い婦警のギョンジン（チョン・ジヒョン）が、泥棒と間違えて捕まえた高校教師、ミョンウ（チャン・ヒョク）と恋におちるラブコメ。
　途中ある事件に巻き込まれて、ミョンウが死ぬ。あまりのショックに自殺しようと試みるギョンジンだったが・・。最後に待っているのは？　みたいな感じです。
　破天荒な行動をするチョン・ジヒョンは、猟奇の時のノリが久々復活。とにかく長身のチョン・ジヒョンは婦警の制服が良く似合う、美しいです。さらにキャラクターがいいのでただの美人ではないのが良さです。
　今回は、相手役がどうも納得いかないというか、印象にない。チョン・ジヒョンのインパクトにかなり負けてます。どうも好きになれません。
　泣く映画という触れ込みですが、まったく泣けはしない、Ｘジャパンの曲もどうもダメです。徐々にこの監督の作品はファンタジー色が強くなっている。ナイトシャマランのパターンに似ている、徐々に現実から離れて脚本におぼれている。オチもうまくない。
　同じファンタジーなら「いま、会いに行きます」の方が良い。　ただチョン・ジヒョンファンならＯＫの映画です。