新生バットマンだ！「だだのアメコミではない」／映画「バットマンビギンズ」

いやー予想した以上にいいです。新宿で渡辺謙も出演している話題の「バットマンビギンズ」を観た。予告編から、さらには雑誌等でも情報はつかんでいたのだが、いままでとは別もののバットマンというのは間違いない。正直私はこのアメコミが好きではない。スパイダーマンしかり、ディアデビルしかり、よんでないからなのかどうも感情移入ができない。ちなみに「バットマン」は初回、２回目しかみていない。シュアちゃんもどっか出ていたような。とりあえず変な強敵があらわれて倒す的な部分でありストーリはワンパターン。つまりキャラクターに偏っている。「車かっこいい」とかそういう部分。話を戻そう。今回は明らかに違う。バットマンがいかに生まれた誕生秘話の部分。人間臭さ満載なのです。小さいときに目の前に両親が強盗に殺害された主人公。自らの「弱さ」で両親を殺してしまったと責め続ける。自分の弱さを克服し復讐するため旅に出る。そこで「ある人と出会う」こと方向性を見いだしていく。
これはキャラではなくストーリーがいい。人間的な悩みだとかそういう部分がでるため感情移入もできる。脇を固める俳優もいい。今回悪役と化したリーアム二ーソン。いままでとは違って単純に気違いな破壊王でなく。いってみれば、ラオウ、シャアなのだ。つまり悪を浄化したいという考えは同じでも方法論が違うのだ。だから今までとは違う深さを感じる。アメリカ人よりも日本人に通じるのでは？　結構深い。今までのファンも補完的な要素もあるから楽しめるし、アクションシーンも良い。忍者が必要性はよくわからんが、とにかく渡辺謙も短いながらも悪の頭領役もさまになっいる。　バットマンシリーズ最高傑作でしょ、これは！（って最近みてません。