[vol.14]ビーチでもさわやかになれず

コタオ タイ

コタオ島

 朝早く起きることが恒例となった私、いつもながらすることは何もなし。昨日ビーチそばのバンガローに泊まっていたので、海辺を散歩するとこにした。
 歩いていると突然野良犬の鳴き声が、どうやら私を警戒しているのか、こっちにくる。怖くなり逃げるが、なかなか振り払えず追っかけられていた。なんとかバンガロー前まで戻ったが、こんどはその部屋の鍵なくしてしまった。逃げている間に落としてしまったらしい。
 犬がようやく興味をなくしたのか、見えなくなった所で探しにいったら、運良く発見した。考えによってはラッキーだが朝から最悪のテンションになった。当然さわやかな散歩ではない。つかれたー。
 本日このコパンガンからコタオに12時の船で出発。約1時間乗ったら着いた。しかし揺れが激しく気持ち悪くなった、私は乗り物に弱くよけい堪えた。
 その日は昨日知り合ったスペイン旅人ホセと3人で泊まることになり、タクとホセが意気投合し、免許の持ってる2人スキューバをすることになった。
 しかし、その2人は残してはかわいそうとばかりに、なかば強引に免許のない私にシュノーケリングもできるからと執拗に誘い、結局ダイビングツアーなるものに参加させられた。
 どうも明日が不安だ。

◇1993年8月23日◇14日目◇タイ・コタオ