チャン・ツィギーならだまされてもいい／映画「ＬＯＶＥＲＳ」

　結論、チャン・ツィギーファン以外はだめでしょ。
　正直「ＨＥＲＯのスタップが～」の予告にはうんざりしていた、前作を強調しすぎだろと。
　ただ、私は「初恋の来た道」からチャンイーモウならびにチャン・ツィギー好きであり、当然見なきゃいけないなと思っていたので、見に行った。
　今回はアクションが多く、ちとマトリックス張りの演出が多かった。技術を見せたいのはわかるが、ちと見せすぎの感がり、これが残念。
　しかし、いいところは、チャンイーモウの独特の風景の美しさ、鮮やかやがある。よくこんなシーンとれたなと思うほど広大な風景である。ただ雪のシーンを最後にもってきたのはいいけど、時間的つじつま合わないと思う。
　ストーリーはそれぞれ秘密をもった３人が、金城タケシ、アンディイ・ラウ、そしてチャン・ツィギーが描く愛。
　前作「ＨＥＲＯ」は、テーマは大きかったが、今度はどちらかというと、国とかではなく、個人的な部分が多く、その点がスケールが小さい。
　不満点は多いが、私はチャン・ツィギーが美しいからＯＫ。そういう映画。私もだまされたっていいです。はい。
　期待すると微妙である。