いいけど、リチャード格好良すぎ／映画「Ｓｈａｌｌ　ｗｅ　Ｄａｎｃｅ？」

８日、試写会でハリウッドのリメイク版「Ｓｈａｌｌ　ｗｅ　Ｄａｎｃｅ？」（リチャードギア主演、４月２３日公開）を見た。
　何年ほど前、リチャード・ギア主演でリメイクされると言う話を聞いてから非常に時間がたった気がする。ようやくと行った感じた。周防監督による日本版の作品は当然見ており、非常に好きな作品だった。役所の味のある演技に、竹中など、映画って面白いと思える作品だ。
　ストーリーはあらためて話す必要はないが、サラリーマンと弁護士役と多少設定は違うものの、まったく同じような状況。毎日同じパターンを繰り返す日々の連続に。何か物足りなさを感じる主人公のギア。ふと帰りの電車の中から見上げると、ダンス教室の窓に一人の女性が何かを憂いながら立っている。「彼女は何を思っているのか？」と気になるリチャード。何度もその光景を目にしてから思いは募り、ついに電車から降りてしまう。そして心が赴くままダンス教室へ。これが導入だ。
これからは、理由はどうあれ社交ダンス初心者のギアが、仲間とともに、ダンスにのめり込んでいく。新しい人生の喜びを見つける。
　この映画は単純に楽しい。渡辺えり子、竹中直人役など日本版を意識したキャすキャスティングで、リメイクの名はたしか。非常に納得できます。ただ中年サラリーマンを演じた役所に比べ、ギアがどう見ても格好良すぎ。相手役のジェニファーロペスと踊る姿は美しいの一言。最後もアメリカらしいみんなハッピーみたいなノリもあり。思わず周防作品がDVDで発売されるので買おうかなと思ってしまいました。まる。