【vol.24】青い空、遺跡とバーベキューと私たち

エフェソス トルコ

アンタルヤの海

 昨日遺跡入口で出会った日本人女性(日本語名のりこ=トルコ名ギョルグ)、日本人男性二人(卒業旅行の東大生)と、約束通り合流しノリで朝市に出かけた。朝の市場はにぎわっている、果物、野菜などいろんなものが陳列。見るだけでなんか楽しい。4人でぶらぶらと歩いていると、買い物してバーベキューでもしようということになった。ネタ的に面白いので即賛成した。肉、野菜、塩などの食材。そして鍋まで買って行動に移した。

遺跡の石を土台に

BBQ「それで、どこでやる?」。海辺でやろうと思ったが7キロ先で遠い。結局途中の遺跡の前でやることにした。火を焚くための木を探したり、肉を野菜を切り準備に奔走した。空を見ると雲一つない青空。そして緑の草。まさにバーベキュー日和。非常に楽しい。明らかにダメだと思うが、遺跡の石を土台にして鍋をのせ、火をつけた。さあ開始だ。肉で油をだしながら野菜をのせ、ころあいについに食べた。「うまい」と言葉を発し、非常に感動した。この空気の良いシチュエーションだからか、よけいおいしく感じた。エフェスは、キャンプの街で行くのもいいんでないかと本気で思った。

やっぱりとりあえず海

さてお腹一杯になった我々は次のプランを思いついた。「地中海を見に行こう」。7キロ先の海を目指して動き始めた。道路を歩いていると、後ろからバスが近づいてきた。聞くと方角が同じなのでバスで海に急いだ。しばらくすると海が見えてきた。非常に雄大だ。喜び童心に帰った我々は思わず砂の城を作り出し遊んだ。そして肩を組みながら美しい夕日をしばし観賞した。なんか青春風景?!
その夜、ギョルグと友人のトルコ人マミーとビリアード対決。ここトルコではビリアードは数少ない娯楽。自信の会った私も完敗。でも楽しいからOK。
またみんなでバーベキューしようぜ!

<旅行記:1996年3月8日>◇15日目◇トルコ