【vol.25】快適ハイウェイで不思議な温泉パムッカレへ

トルコ パムッカレ

パムッカレの温泉

 遺跡でバーベキューした罰当たりな3人組ともお別れだ。今日は私一人朝早く出発。そして朝から夜まで長距離バスで移動するプランだ。「アンタルヤで戦争始まる」という地元民の「怪しいデマ」にもめげず、有名観光名所パムッカレを経由して「アンタルヤ」に向かう。
 初めて昼間に長距離バスに乗った。トルコは非常に雄大だ。広大な土地を高速道路一本のアメリカ横断的なバスの旅は新鮮。今まで宿代をケチって夜行バスに乗ることが多かったが、昼間に乗ると大地をこの目で確認できた。山あり緑ある大地と自然満載でいや驚いた。

ホワイト段々畑の温泉?

 午後過ぎ今日のチェックポイントに到着。段々畑のような山に自然の温泉が溢れている。その名も「パムッカレ」だ。バス停を降りて山道を歩く。30分ぐらいしただろか。次第に不可思議な風景が見えてきた。真っ白な段々畑のような光景にの水たまりは多数。石灰石の入った温泉の水はコバルトブルーだ。
 たくさんの観光客とともに「負けずに攻める」と心に決めて、とりあえずゆっくり足を入れると、温度はぬるい。日本の温泉とは違う。水の深さも浅いこれでは肩まではつかれない。はたしてこれは何の目的だろうか。ふと気付くと時間がない。これまでだ。これが強行ツアーというものなのか? まっ自分で計画したのだけど。そして予定どうりの目的地アンタルヤに夕方到着。宿も無事押さえた。トルコの南に位置するこの街は、夏は地中海のビーチへ観光客が訪れる港街。こじんまりしている雰囲気のいい感じだ。夜中さりげなく歩いてみたかのどかな様子にのんびりできた。

<旅行記:1996年3月9日>◇16日目◇トルコ