【vol.26】ビーチリゾートアンタルヤで猿岩石辿る

アンタルヤ トルコ

アンタルヤの海岸

 ゆっくりと9時に起床。夜行バスばかり乗っていたので久々のベットで快眠。だがまだまだ眠い。どうやら疲れが残っているらしい。幸い日程に余裕が出来てきたので強行軍は一時中止。だから贅沢にボーと過ごしすことにした。こんな日があってもいい。まさにここアンタルヤはそんな気分にうってつけの街だ。これといって観光名所はないが、この港町はのどかで落ち着く。どこか日本にも似ているためか安心できる。今日は夜行の移動はなしだからと、心理的にもゆったりしている。あてもなくのんびり徒歩で散策し始めた。お腹が空いたのでふと目にしたマクドナルドで朝食。4カ国目を完全制覇。すでにいろんな国へ行くたびにマックで食べることが習慣となってた。その国の物価を図る目安になってちょうどいい。
 午後になり、電波少年で猿岩石が訪れた海岸にやってきた。地中海の海は美しい。天気は良くなかったが、青い海は健在だ。海を見ると元気が出た。 TVで猿岩石はお金もなく、この海岸で捕まえたカニを食べていた。私もチャレンジャーではあるが、そんなことは出来ずに、砂浜でのんびり日光浴。贅沢な時間の過ごし方をしていた。うーん、気持ちいー。
  夕方になった。海岸を去って街に再び戻ってきた。日本人だと分かるとうるさい客引きもここは少なく、寂しい感もあるが、一人旅してるって感じが深まる。街を歩いていると、映画館を発見。非常にみすぼらしい感じの作り。マイケルダグラス主演の映画らしい。「こういうのトルコで映画を見るというネタもありかな」と思い、途中から乱入。チケット売りのおやじさんも「もう始まってるのに」と不信な顔をしていたが、半分の値段にまけてくれた。ラッキー。  さて映画館だが、かなり渋い。70年代のよう。カラカラと映写機が回っている。映画は英語でトルコ語字幕という状況で内容はさっぱり分からない。最後まで粘って見終わるが、エンディングロールの途中でぶっつりと終了。うーん、ドライだ。これがトルコ流?  でも熱海の温泉に来たようで新鮮だった。非常に満喫した。
<旅行記:1996年3月10日>◇17日目◇トルコ・アンタルヤ