[vol.4]パプア到着も想定外の物価高で日本大使館に直電

パプア・ニューギニア ポートモレスビー

パプア到着

 朝にパプアニューギニアのポートモレスビーに到着した。機内ではあまり寝付けなく、飛行機も揺れに揺れた。そのため非常に調子が悪い。
 この空港は国際空港なのだが、首相が海外で見かけるような降り方で、自衛隊基地のような滑走路に直接降りた。日本人などわれらのほかにはいない様子。
 入国手続きもすまし、何をしようかと思っていたが、やはり安宿探しを行ことが先決。空港の両替所で聞いていると、まわりのパプア人に囲まれた。みんな親切にアドバイスを送ってくれいた。で紹介された宿の値段を聞いて、「やっぱり高い」などと渋っている我々を見て、突如日本大使館に電話されてしまった。あくまでも彼らは親切心で行っているのだが正直あわててしまった。大使はたまたまそこにはいなかったが、奥さんがおり話した。「これこれこういう事情でそちらにかけてしまいました」とはなし、「こちらの人は親切すぎるので気をつけてね」とアドバイスも頂いたうえ、探してもらった。我々2人なんか迷惑かけっぱなし。
 しかし、どのホテルの宿泊代も高い、結局分かったのはこちらは物価が高いのだ。てっきり現物取引的なアジア相場のイメージだったので、予定以上予算がかかることが分かった。いきなり予定が狂った。
 とりあえずホテルがありそうなところに直接交渉しようということになり、そこを後にした。その際、空港にいたパプアの人がガイド役をすすんでかってくれて、われらを案内してくれた。すべてが友達であり仲間なのである。途中日本にもいったことがあるマイケルという人物に会いに行った。その後手ごろ?なホテルと交渉し、泊まる先は確保した。さらにこのガイドのパプア人は海につれてってくれたりといたれりつくせり、非常に親切だった。移動の際バスに乗ったのだが、費用は彼がだしてくれた。もちろん請求はしてこない。ありがとう感謝の言葉もありません。
 ただこんなに物価が高いとは、明日からどうなるのか未定です。

◇1993年8月13日◇4日目◇パプア・ニューギニアポートモレスビー