[vol.8]パラダイスバード探検隊が行く
シピック パプアニューギニア
シピック川・ツアー2日目、この村の人達の朝はとても早い。とても信じられないです。朝5時くらいだろうか、鶏の泣き声で起こされた。
くそーこいつら元気だわ。
本日のイベントは、パプアの国鳥であるパラダイスバードを見に行くことであり、そんため出発も早い、朝にしか見られないのが理由。
朝7時に出発し、山道、道なき道、ジャングルの中をロビン(ガイド)につれられて散策、非常に険しい。まさにインディージョーンズ。なかなか見つからない、我々をあざ笑うかのように。その時ロビンが発見した、急遽その場所に我々も向かう、すると木の高い場所にパラダイスバードを発見した。イエローだった。しかし尾だけしか見えなかった。結局たったそれだけ、それだけのためにジャングルを2時間もさまよった。探してくれるロビン、子供達に感謝。それだけでもよかった。その後、ココナッツジュースを飲んだのだが、乾いたのどには格別だった。
そしてついにその場所から離れ、カヌーで出発した元の村、アンブンティへと戻った。 我々は一つの山を越えた気がした。
戻ると気持ちもゆとりがでたのか、思わずアマゾン川のように汚れたシピック川で泳いでしまった。ギャラリーも多く調子に乗ってしまった。まあたまには川で泳ぐのもいいか。
パプアの大地にあるシピック川、バレーボール、サッカー、スポーツに国境はないのだ。また言葉も必要ない。
◇1993年8月17日◇8日目◇パプアニューギニア